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腸内フローラとダイエット「デブ菌」「やせ菌」を検証

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腸内フローラを整えてダイエットをするという話をよく聞く方はいると思います。

そのときに出てくる言葉が「デブ菌」、「やせ菌」という二種類の細菌ですが、この腸内細菌を深堀して世間に広まっている情報がどれほど正しいのか確認したいと思います。

「デブ菌」と「やせ菌」は嘘?

腸には腸内フローラ(花畑)とも言われる腸内細菌が多数生息しています。
そもそも腸内細菌とは、人間が体内酵素で分解できない食物繊維などを分解してエネルギー源にするために体内に飼っているようなものです。腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌の三種類に分別されていて、善玉菌は乳酸菌やビフィズス菌、悪玉菌は病原性大腸菌などです。日和見菌は他の菌の影響を受けて作用が変化するもので、その一つとされている「やせ菌」はバクテロイデス門、「デブ菌」はフィルミクテス(ファーミキューテス)門の細菌です。このように呼ばれるようになったのは2006年にNature誌に投稿された論文で、太っている人はバクテロイデス門に比べてフィルミクテス門の割合が多いとされたためです。これを引用して、「デブ菌を減らす」、「やせ菌を増やす」など謳い文句としたものがたくさん乱立しました。しかし、その後この割合が逆になっていたりするものも報告されいますし、下の図(引用:Biophlla 2016, vol5, No2)のように元々国ごとに多様性がありますし、Nature誌に投稿されたのも日本人が対象ではありません。

バクテロイデス門を「やせ菌」とする際に言われるのが、食物繊維を短鎖脂肪酸に分解して、その短鎖脂肪酸が脂肪の蓄積を抑制するというものです。

しかし、食物繊維の代謝であれば、ビフィズス菌も行えますので、バクテロイデス門でなくても良いでしょう。

「デブ菌」を移植したマウスが肥満になるという試験例も良く聞きますが、無菌状態にしたマウスとすでに多くの細菌が住んでいる人とでは話が全く違いますし、数々の論文では総細菌量には触れられていません。

総細菌量が多いほど吸収するエネルギー量も増えることになりますから、菌の分布だけでは痩せる太るは決めれないと思います。最近はどの菌が多いではなく様々な種類の菌がいる「多様性」が重要で多様性が低いほど太りやすいとも言われています。(引用:International Journal of Obesity, 2017, 41, 1099)

安易に情報を鵜呑みにしてダイエット商品を購入したりするのは控えた方がいいと思います。

 

短鎖脂肪酸で痩せる?

腸内細菌によって食物繊維が分解されて作られる短鎖脂肪酸(酢酸プロピオン酸酪酸)が肥満を抑えるという報告があります。GPR41という脂肪酸受容体が、酪酸とプロピオン酸で活性化されエネルギーの消費を促し、GPR43が酢酸とプロピオン酸に刺激され脂肪の蓄積を抑制します。(引用:J. Lipid Nutr. 2015, 24, 34)

どの程度の量でこれらの効果が得られるのかは不明ですが、食物繊維から短鎖脂肪酸を作り出す菌が体内に少ない人(吸収できずに便として排出してしまう人)や食物繊維を普段取らない人は、継続的に食物繊維を取ってみるのもいいと思います。食物繊維を取るとおならがでやすいという人は食物繊維が分解されている証拠なので、そのような菌は十分に保有していることになります。短鎖脂肪酸を生産してくれる細菌、例えばビフィズス菌が少ない人は、特定保健用食品にも指定されているフラクトオリゴ糖(FOS)を1g/日摂取するだけでも2.5倍に増加するようです(3g/日で3倍、5g/日で4.2倍)。(引用:ビフィズス, 1993, 6, 143)

FOSは6gの摂取では、3.6gほどの短鎖脂肪酸を生産し、そのほとんどは大腸より吸収されて体内の短鎖脂肪酸濃度が上がりますし、水溶性食物繊維イヌリンからも便中の細菌により酢酸、プロピオン酸、酪酸が生産されることが確認されています。(引用:腸内細菌学雑誌, 2005, 19, 169)

試してみたい方は体内の短鎖脂肪酸濃度を一定範囲に収めるため、これらの食物繊維を1日何回かに分けてコーヒーに入れるなどして、合計で数gほど取ってみるといいかと思います。とはいえ代謝されてエネルギー源にもなりますので、摂りすぎるとダイエットの意味がなくなると思います。

腸内細菌の分布が知りたい人は最近では検査キットがあるようなので試してみてはいかがでしょうか。

腸内フローラ検査キット「スリムチェック」

ビフィズス菌(善玉菌)、クロストリジウム菌(悪玉菌)、バクテロイデス菌などのバランスが調べられます。

様々なメディアで取り上げられているようですので見たことがある方も多いと思います。

参考になりましたら↓をクリックしていただけるとありがたいです。
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